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ラオシルクの魅力

私が初めてラオシルクと出会った時、「ツルツル、テカテカばかりがシルクじゃないんだ!!」と、ラオシルクが持つ風合いの多様性に驚きました。

 ソフトだったり、素朴な力強さがあったり、もちろんスムースな手触りのものもあります。

 ただ共通して言えるのは自然な風合いがあり、光を浴びると内側から滲み出るように奥ゆかしい光を放つということ。

 1枚1枚ラオス女性が手織りしたその温かみが伝わってくるような気がするのです。

 また、その織手には意外なほど若い女性が多いということにも驚かされました。若い世代にその伝統が生きているということに畏敬の念を覚えるとともに、私を惹きつける彼女達の織る絹織物が彼女達の誇りでありつづけて欲しいと思っています。

機織

ラオスの機織風景

ラオスのシルクはラオシルク?

ラオスの人々は、ラオスのことを「ラオ」と言います。ラオスのコーヒーは「ラオコーヒー」、ラオスのビールは「ラオビアー」、そしてラオスのシルクは「ラオシルク」。(もちろん、現地の言葉ではなく、外国人と英語で会話する場合の話ですが。)ラオスの人々と話をするごとに、すっかり私の中では「ラオシルク」が定着してしまいました。

ぜひ「タイシルク」のように「ラオシルク」も有名になって欲しい!! そんな願いを込め、当ショップではラオスの絹織物のことを「ラオシルク」と呼んでいます。

LAO AIRLINE

写真左:“ラオエアライン(LAO AIRLINE)”のオフィス看板

写真右:“ラオブルワリー(LAO BREWERY)”の“ビアラオ(Beer Lao)”

伝統的模様

 Mai Style で紹介している飾り布はもともとはラオス女性のショールでパービアンと呼ばれ、正装時に縦長に折って肩にかけて装うものでした。現在ではショールだけでなく、インテリアにも幅広く用いられており、何にでもお使い頂きたいということで飾り布としてご紹介しております。

 この伝統的織物パービアン(飾り布)の織り模様にはラオスの人々の信仰心が反映されています。ラオスの人々の多くは仏教を篤く信仰しており、僧侶を尊び、歴史的価値のある寺院も多数見られます。また同時に地方や民族に伝わるアミニズムや神話もあり、神にも仏にも祈る日本人とどこか似ているような気がします。

 主な織り模様のモチーフ

・ナ ガ  水の神様である蛇(龍)(写真:上段左)

・シーホ  頭部が象、胴体がライオンの守護神。(写真:上段中央)

・ガルーダ 神の鳥(ヒンドゥー教に由来)(写真:上段右、下段左)

・スピリット 先祖や霊魂、霊界と交わるシャーマンを人の形で表現(写真:下段左、下段中央)

・屋 根  建物の形で寺院や墓を表現(写真:下段左、下段中央)

・ 舟   浄土を意味(写真:下段中央)

・ 花   豊穣、幸運のシンボル(写真:下段左)

・タントラ 修行、魔よけを表す菱形(インド思想の影響)(写真:下段右)

 

Naga Shiho Garuda Spirit 壁掛け Taykeo man on the boat Tantra

マットミー(イカット)

 マットミーとはタイ&ラオス語で絣のことを意味します。一方イカットはもともとはインドネシア地方の絣の名称でしたが、世界に広く知れ渡ったため、最近は絣を差す共通語としても使われるようになってきました。(日本人としては「Kasuri」が共通語にならなかったことが、いささか残念ではありますが)

 マットミーは糸を括って染めるという作業を繰り返し、1本の糸を数色の色で染め上げます。当然、色数が多く、柄が細かいほど手が込んでいて、作業は難を伴います。

 特に草木染の場合は鮮やかな色を出すために何度も時間をかけて染め直すという根気のいる作業が必要とされ、1枚のショールができるまでに2・3ヶ月を要します。

写真左は、染色過程にある括られた糸。   写真右はマットミーが織られているところ。

マットミー 糸 マットミー 織

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